おっしと巡るハッピ〜トリップ
私は貴方のマリオネット・・・
永遠に切れることの無い愛という名の糸に支配された
運命さえも変えることのできない哀れなマリオネット・・・

それでも良いと思えるのは、貴方が支配者だからです・・・
午前5時 たなりん家出発


車移動



午前6時半ごろ 伊勢神宮到着(内宮入り口でSHOT)
車を2時間走らせて、たなりんとこばりんは日本の一番の神様(天照坐皇大御神)が奉られてある伊勢神宮に到着しました。
記念撮影をしようと、おっしが鳥居に足を踏み得れた瞬間、横にいたおまわりさんからなぜかストップという言葉が・・・
わけもわからないいまま、ほとんど原型を留めていない鳥居とのハッピ〜トリップ記念すべきファーストショット!!

なぜ、入り口付近でしか写真を撮ってはいけないのか全くわからないのにもかかわらず、
なんとなくデジカメをおまわりさんに手渡すたなりん・・・
もう、撮ってもらう気満々ですでにポーズを決めているこばりん・・・

最初にたなりんがおまわりさんに言い放った言い訳。
「オタクなんで・・・。」
午前7時ごろ 二見シーパラダイス(無料でトドが見れる水槽でSHOT)
たなりん撮影のおっしとこばりん
こばりん撮影のおっしとたなりん
見て下さい。なんて写真を撮るのが下手なのでしょうか?こばりんは・・・。
ちゃんと全体のバランスを良くみてから撮って欲しいものですね。

滞在時間約5分の伊勢神宮に対し、二見シーパラダイスはだいぶ時間をつぶしました。
三人の後ろにいる一匹のトドの目線が酷く、睨むその眼に光はありませんでした。7
     
物珍しさから赤福の看板の前でもSHOT!
本当はこの近くにある夫婦岩の前で撮影したかったんですが、
係員の人に「まだ早すぎます」と注意され、あまりの剣幕に夫婦岩の看板だけ拝んであえなく退散。
その係員さんの個性的なキャラクターにショックを受けた私たちは、逃げ去った後「あれは絶対クスリやっとるって!」
「あいつこそ本当にハッピートリップをしているのではないのか?」と、ありもしない妄想話に花が咲きました。
もう逃がさないゾ!とおっしを強く抱き締め主張するこばりん
自由奔放なのが自分スタイル!とおっしを自在に操るたなりん
午前8時半頃 たなりんイチオシスポット(ではっぴぃSHOT!)
写真撮影を頼める人がおらず、しょうがないのでおっしとどちらか一人で写真を撮っていたところ、
そこへ近付く浅黒い漁師風の男性。
その姿を見た臆病者のこばりんは完全にすくみ上がりおどおどするばかり。
「何なんだい!?その禍々しいパネルは・・・」と、興味津々の漁師さんは引くどころか更に食いつく始末。
こばりん、このままじゃ死んじゃう!そう思った瞬間、「わたしたち、オタクなんで!」と力強いオタク宣言。
そう、この声はたなりんだ・・・!
荒々しい海の男と、同じく荒削りなスタイルでデュエルという名の会話を楽しむたなりん。
彼女の勝利により、無事、漁師撮影によるスリーショットがここに完成しました。
あなたはたなりんの繰り出す言葉のカードたちを倒せるかな?
午前9時半頃 国際秘宝館に到着(衝撃的なキャッチコピーSHOT!)
ロープウェイに乗りに行く予定だったんですが、
「俺、性知識を学びたいんや・・・」とおっしが可愛いわがままを言ったので、
急遽予定変更し性の館・秘宝館へ行くことに!が、しかし場所が全く分からず、
たなりんは眠っていた旧友を電話でたたき起こしてインターネットで調べてもらい、電話番号をGET!
秘宝館のおじさんに道を教えてもらったんですが、その熱心さに
「これは見ないといけなくなったんではないか?」と不安な色が車内に立ち込めた。
とりあえず無事着いたので建物の前で卑猥な像たちとピースフルSHOT!
その廃れた様子に、大興奮の3人!
もちろん、後ろのキャッチコピーに書いてある馬などは、何処にもいませんでした。
しかし、この建物がアラビアン的な要素が多く含まれていたんですが、どうしてアラビアンでなければいけなかったのか?
性とアラビアンは関係が濃いのか?その関係は一体何なのか?
性を勉強しに行ったのに謎は深まりました。
閉まっている上にまさかこれほど入館料が高いとは・・・
旧友のお話だとなんと2600円。
我々のお財布では到底手の届かない値段ですね!
きっと彼らは生きている!元気に青い草原を駆け回っている!
そう信じ、二人はお互いを強く抱き締めあった。
入館料の高さが災いし、秘宝館さんとは仲良くなれなかった三人・・・
しょんぼりするおっしを励ましながら、「ほら!こんなのが無料で見られるよ!」と
馬小屋へおっしを引っ張っていくたなりん。
しかし、そこには馬はおらず、馬の行方を想像するだけでも悲しくなるような馬小屋を見て、涙目になるおっし。
たなりんは、ただ、強く色あせたユニフォームの袖を、強く握り締めるだけで精一杯だった・・・

その時こばりんは、無料で見られるクジラの性器に夢中でした。
雑草の生やし方がなんともユニーク!これが流行に流されない、秘宝館スタイル・・・!
秘宝館に近付くにつれ、おっし側に立っている看板を複数目撃することが出来ます。
秘宝館を連想することが難しいほどの、おじさんのすべてを包み込む温かなSMILE・・・☆
たなりんとおっしは彼らに吸い込まれるようにふらりと近付き、写真撮影をお願いしていました。
普段は事務所を通さないとNGなようですが、今回ばかりは二人のナイスカップルさにおじさんも降参!
快く、記念撮影に応じてくれました・・・

デジカメにしてくれた、乱暴なサインありがとう。
おっしの、新しい毎日が幸せなものであることを願って・・・
「きっと正解はひとつやない・・・この歌がそう教えてくれたんや・・・」
はにかむ彼を、私たちは一生離さないと誓い合いました。
その後カラオケへ移動し、おっしの為に数々の名曲を歌い上げました。
おっしのアルバムデビューが決まった時も、こうやって三人でお祝いしたよね・・・

覚えてる?あの時のこと。

三人とも大泣きしちゃってさ・・・おっし、あの時「お前らがおったら何でも出来るんや」って言ってたけど、
それはこっちのセリフだよ?私たち、本当にあなたの為に堕天使になってよかった・・・
もう羽根のない、殺風景な背中はまだ時々痛むけど、それは貴方の為だから、耐えられるの。

たなりんとこばりんは、あなたという羽根がなければ、もう何処へだって行けないんだからね・・・?
正午 カラオケBOXへ到着(幸せな瞬間をたなりんがSHOT!)
この後も、楽しい旅はどんどん続いていくと思っていたんですが、
それは突然の来訪者により終止符を打たれました。
いつものように大音量で音楽をかけながら熱唱し、楽しく三人でドライブ!
信号に引っかかっても、ここが私たちのステージとばかりに三人仲良く肩を組み大合唱!
が、しかし、突如knock!knock!と叩かれる運転席の窓ガラス。
そこに立っていたのは、普段はあまり会うことはないけれど、みんなもよく知る人物。

OMAWARISAN?

車を歩道に寄せさせられ、パトカーに連行されるこばりんを心配そうに見送るたなりん。
2回目のパトカーだったので、1回目よりも余裕があったのか心なしか広く感じました。
少しお説教をされ、さあこれで帰れるかなと思った瞬間に渡された紙には、
大きな元気のいい字で七千円と書かれていました。

秘宝館にも入れない子に、そんなお金があると思っているのか?

そんな財布の叫びを必死に飲み込み、笑顔でパトカーを降り、
自分の身を心配しているであろうたなりんとおっしを
早く安心させようと走って車へ向かうこばりん。
しかし、車内から漏れているBGMがなんだか引っかかる・・・

「あれ?さっきとCD変わってる・・・?」

そう。彼らはこばりんのいない車内で、salyuからBEAT CRUSADERSへ、
なんとも言えない元気なCDチェンジをしていたのです。
おかしい、お前、話が違うじゃないか・・・という気持ちを込め、ドアを勢いよく開けるこばりん。

たなりんは心配するどころか、バックミラー越しにパトカー内で困った表情で
しきりに前髪をいじるこばりんを観察し、笑い、
帰ってきたこばりんに対し嫌味な笑みを浮かべその様子をわざわざ真似て見せるたなりん。
その後も「めっちゃおもろい!めっちゃおもろい!信号の前で止められたせいで、信号待ちしている車の人からめっちゃ見られとったで!」と猿のオモチャのように手を叩き友人をおちょくるたなりんとおっし。

「これが、あのたなりんとおっしだろうか・・・?」


信じたくない、そんな気持ちでその場を後にし、懲りずに大音量で音楽をかけ大熱唱し帰宅しました。
今回のハッピ〜トリップ、こんな形で終わりを迎えるとは思ってもみませんでした。
最後の最後であと一回御用になったら免停というおっきなプレゼント。
やはり、おっしがいるだけでハチャメチャな毎日が送れるみたいです(爆)

そんなこんなで、たなりんとこばりんはこれからもずーっと忍足侑士くんを応援していきたいと思います!
来年のお祝いは、社会人であることを生かして金に物を言わせたことをしたいな!
おっし、それまでには色あせたユニフォーム買い換えようね?

無理、しなくてもいいからね?




〜Fin〜


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